行が見つからないときは、まずフィルタや非表示で隠れていないかを見ます。削除の可能性があれば、編集権限のある担当が変更履歴で以前の版を確認します。その後も入力が続いている共有表は、全体を過去へ戻す前に、以前の版をコピーして必要な箇所だけ比較する方法を検討してください。
すべての変更がセル単位の編集履歴に出るわけではありません。行の削除などはファイルの変更履歴で確認し、履歴に必ず必要な版が残っているとは約束しないでください。
- 1
隠れた行かを先に見る
日付や状態のフィルタ、フィルタ表示、行の非表示を確認します。名前や日付を検索し、別のシートを開いていないかも見ます。見えていないことだけで削除と決めず、現在の表示で探せるかを先に確かめます。
- 2
以前の版で対象を探す
パソコンで編集権限のある担当が、変更履歴またはファイルの変更履歴を表示する操作を開きます。最後に正しく見た時刻の前後の版を選び、対象の行や数式を確認します。セルの編集履歴だけでは行の削除などが表示されない場合があります。
- 3
現在の更新と比べて戻す
以前の版に対象があれば、削除後に何が追加・変更されたかを見ます。共同編集が進んでいるなら、以前の版をコピーして比較し、必要な内容だけを管理担当が戻す方法を検討します。全体を戻す場合は、今の入力担当と作業を止めるタイミングを合わせます。
まず表示を戻して探す
予約台帳で『確定だけ』を表示しているなら、確認中や取消の行が隠れている場合があります。別の日付へ絞っていることもあります。フィルタ表示を閉じたり、条件を見直したりして対象を探します。行が隠れていた場合は、復元の作業をする必要はありません。
日付や名前の表記が変わっている場合もあるため、分かる範囲の情報で探します。大切な予約が見つからない間は、店内で重複受付しないように、分かっている連絡内容を担当へ伝えます。表から見えないことだけを根拠に、予約が存在しないとお客さまへ返答しないでください。
| 状況 | 確認・復旧の方法 |
|---|---|
| フィルタで隠れていた | 条件を戻す。行の復元は不要。 |
| 一部の行だけ消えた | 以前の版を確認し、今の更新と比べて必要な箇所を戻す。 |
| 表全体を誤って変更した | 戻す版と、その後の必要な更新を管理担当が確認する。 |
| セルの履歴に出ない | 行削除などはファイルの変更履歴を確認する。 |
セル履歴と全体の履歴
Googleの変更履歴ガイドでは、ファイルの以前の版を表示・復元・コピーする方法が説明されています。また、セルの編集履歴には行や列の追加・削除、書式や数式による変更など、表示されない内容があると案内されています。調べたいものに合う履歴を見ます。
例えば合計の一セルが手入力へ変わった場合は、セルの編集履歴が手掛かりになるかもしれません。一行が丸ごと消えた場合は、該当セルを右クリックしても確認できないことがあります。最後に正しく使えた時間から、ファイルの以前の版を探す方が目的に合います。
全体復元を急がない
午前に一行を消し、その後に新しい予約が十件入っている場合、午前より前の版へ全体を戻すだけでは後の更新を失うおそれがあります。以前の版をコピーし、失った一行と現在の入力を比較する方法を先に考えます。必要な箇所を戻せるか、式や参照が関係するかは管理担当が確認します。
全体復元が必要な場合は、作業中の人へ一旦入力を止めてもらい、現在の内容を戻せる形で残してから実施します。復元後は予約の日時・人数・状態、売上の数字など、店で必要な項目を確認します。画面が前に戻ったことだけで、後から入った情報も正しいと判断しません。
履歴を見る権限を確認する
公式ガイドでは、以前の版を参照するには編集権限が必要と説明されています。見るだけのスタッフが履歴を開けない場合は、管理担当へ対象を伝えます。履歴を調べるためだけに、全員へ編集権限を追加する必要はありません。
名前を付けた版を残す機能もあります。大きな式や構成を変更する前なら、『10月集計の修正前』など用途が分かる名前を残す判断ができます。ただし過去の版は統合される場合があり、履歴だけを永久保管の保証として扱いません。表の重要度に合う保管方法は別に検討します。
依頼する時刻と対象
依頼文の例:『【表名】で10月18日の予約一行が見当たりません。昨日17時には見えていました。今日は新しい予約を入力しています。フィルタ・非表示を確認したうえで変更履歴を見て、全体を戻す前に今の入力を残せる方法を確認してください。』時刻が分からなければ、最後に見た日の目安で構いません。
復旧後は、同じ問題が起きやすい箇所を一つだけ直します。数式の上書きなら範囲保護、担当以外の削除なら共有権限や操作ルールを見直します。新しい管理システムを導入する前に、現状の表で防げる誤操作かを確認してください。履歴は人の責任を決めつける材料ではなく、店の記録を取り戻すために使います。
最後に確認すること
- フィルタ・非表示と削除を先に区別した
- 編集権限のある担当が適切な変更履歴を確認した
- 後から入力した内容を確認し、全体復元を急いでいない
更新や管理のご相談
消えた予約や計算を戻したいときは、表の用途、最後に見た時刻、その後の更新の有無をお知らせください。個人情報を外へ出さず確認する範囲を整理します。
富士見市・ふじみ野市の飲食店経営者の方向けです。相談は土日、開発・返信は平日夜も対応しています。
IT相談の内容・料金を見る